2021年11月29日
建売住宅の寿命は何年?
結婚や転勤、マイホーム購入を機に、札幌市での子育てを検討されている方も多いのではないでしょうか。
札幌市は、190万人以上が暮らす北海道最大の都市でありながら、自然との調和が取れた、子育てに適した環境が整っています。
四季折々の表情を見せる豊かな自然、充実した交通網、子育て支援制度など、子育て世帯に魅力的な要素がたくさんある街です。
しかし、10区それぞれに特徴があり、どの地域を選べばよいのか迷われる方も多いでしょう。
本記事では、札幌市での子育ての魅力や、子育てに適した地域の選び方、各区の特徴などを詳しく紹介します。
札幌市での子育てを考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
札幌市は、北海道石狩平野の南西部に位置する、人口約190万人を擁する北海道最大の都市です。
道内各地から新鮮な食材が集まり、豊かな食文化を育む一方で、都会的な利便性も兼ね備えています。
交通の便が良いことも、子育て世帯に魅力的なポイントです。
新千歳空港からの好アクセスに加え、市内の交通網も充実しており、3路線の地下鉄が市内を網羅し、JR線やバス路線も発達しているため、通勤・通学に便利です。
気候は、春から秋にかけて過ごしやすく、きれいな空気と涼しい気温が特徴です。
冬は積雪が多いものの、除雪体制が整っており、子どもたちにとってはスキー学習など、雪を活かした特色ある教育も行われています。
子育て支援も充実しており、医療費助成や保育料の支援制度が整備され、多様な保育・教育施設が用意されています。
子育てサロンなど、子育ての悩みを相談できる場所も各地にあり、地域ぐるみで子育てを支援する環境が整っているのも特徴です。
札幌市で子育てをする際、住む場所選びは大切な決断の一つです。
子育てに適した地域には、いくつかの重要な条件があります。
まず基本的な条件として、以下の要素が挙げられます。
とくに札幌市の場合、冬季の積雪があるため、「冬期の交通の便」が重要な条件となります。
地下鉄沿線のエリアは交通の便が良い反面、住宅が密集し、賑やかな環境となりがちです。
地域選びでは、利便性だけでなく、家族のライフスタイルに合った環境かどうかも重要です。
たとえば、静かな住宅街を好む家族もいれば、買い物や習い事に便利な場所を重視する家族もいます。
札幌市は全体的に治安が良く、暮らしやすい街として知られています。
「この地域が良い」といった一般論ではなく、「自分たちがどんな子育てをしたいか」という視点で選ぶことが大切です。
子育て世帯が多い地域では、同年代の子どもを持つ家族との交流も生まれやすく、子育ての情報交換がしやすいメリットもあります。
札幌市には、それぞれ特徴の異なる地域があり、どの場所を選ぶかは子育ての重要なポイントとなります。
ここでは、子育てに適した地域を選ぶための具体的なチェックポイントを紹介します。
これらの項目を参考に、ご家族に合った地域選びを進めていきましょう。
子育て世帯の多くは、お子さまが小さいうちに住まい探しを始めます。
しかし、住まい選びでは「今」だけでなく、お子さまの成長に合わせた長期的な視点が重要です。
たとえば、以下のような将来の環境変化を考慮する必要があります。
また、親世代にとっても、将来の仕事の変化や老後の暮らしやすさを視野に入れて検討することが大切です。
お子さまの安全な生活のために、日常的な移動経路(導線)の確認は重要なポイントです。
以下のような観点から、実際に現地を歩いて確認することをおすすめします。
小学生と中高生では必要な環境が異なるため、成長に合わせた導線の変化も考慮しましょう。
保育施設の位置は、共働き世帯はもちろん、将来働きたいと考える方にとっても重要なポイントです。
以下のような点に注目して確認しましょう。
教育方針や預かり時間なども、家庭の状況に合わせて検討することが大切です。
新規分譲地やニュータウンの特徴
既存の住宅街の特徴
どちらが良いということではなく、家族のライフスタイルに合った環境を選びましょう。
のびのびとした子育てのために、以下のような環境があるか確認しましょう。
札幌市の郊外エリアは、自然環境と生活利便性のバランスが取れており、子育て世帯に適した選択肢となっています。
札幌市は10の行政区に分かれており、それぞれの区が特色ある環境を持っています。
ここでは、各区の子育て環境を中心に、その特徴やメリットを紹介していきます。
広大な土地を有する東区は、自然の豊かさと都市機能が調和した地域です。
大型ショッピングセンターが複数あり、休日の家族でのお出かけにも便利です。
子育て面では、中高一貫校が複数あり、教育の選択肢が広いことが特徴です。
東雁来や東苗穂エリアには、ゆとりある区画の新興住宅街が広がっており、子育て世帯の人気を集めています。
交通面では、バスなどの公共交通機関が充実しているほか、道内出張に便利な丘珠空港もあります。
一部のエリアでは地下鉄も利用でき、通勤・通学の選択肢も広がっています。
交通アクセスの良さが特徴の北区は、JR、地下鉄、バス、高速道路など交通網が充実しており、道内各地への移動が便利です。
区内には北海道大学と北海道教育大学札幌校があり、学習塾も多いため、教育環境が整っています。
さらに、北海道教育大学付属の小・中学校があることも、教育面での魅力となっています。
子育て環境として人気の屯田エリアでは、住宅の着工件数が伸びており、同世代の子育て世帯が多く集まっています。
また、他の区からもファミリーが訪れる大型公園が点在し、休日には子どもを遊ばせる場所にも困りません。
区内に大学が2つあることから、学生が多く住んでおり、学習塾や家庭教師など、子どもの学習をサポートする環境も自然と整っています。
札幌の中心地として発展してきた中央区は、官公庁や企業、商業施設が集中する一方で、円山公園周辺などには豊かな自然も残る地域です。
子育て環境の面では、公立の進学校が複まっており、教育熱心な家庭から人気があります。
さらに、子ども連れで楽しめる大型ショッピングセンターがあり、雪の日でも利用できる室内の子育て支援センターが毎日開放されています。
少子化が進む現代において、区内では珍しく児童数が増加している地域もあり、子育て世帯の関心の高さがうかがえます。
ただし、開発できる土地が少なく、地価も比較的高めなため、住宅を探す際は検討が必要です。
豊平区は、区の半分が丘陵や山林で構成される自然豊かなエリアでありながら、充実した都市機能を持つ地域です。
交通面では、地下鉄南北線と東豊線の2路線が乗り入れており、都心へのアクセスが便利です。
終電を逃しても、タクシーで帰宅できる距離感も、共働き世帯には魅力的なポイントとなっています。
教育環境も整っており、区内には大学などの高等教育機関が集まるエリアがあり、アカデミックな雰囲気も漂います。
各駅周辺にはスーパーや飲食店が充実しており、日常の買い物にも困りません。
札幌ドームがあるため、イベント時は一時的に混雑することがありますが、逆にスポーツ観戦や大型イベントを家族で楽しめる環境としても人気です。
JR、地下鉄、高速道路のインターチェンジが通る白石区は、交通アクセスに優れた地域です。
近年は駅周辺の開発が進み、大型複合商業施設や分譲マンションの建設が相次ぎ、生活の利便性が高まっています。
子育て環境も充実しており、区複合庁舎内には小さなお子さまに人気の「えほん図書館」があります。
区内には水遊びや雪遊びができる大型公園が点在し、季節を通じて子どもがのびのびと遊べる環境が整っています。
スーパー、コンビニ、ファミレスなども充実しており、買い物に不自由することはありません。
かつては治安面でのマイナスイメージがありましたが、警察のデータによると、実際の犯罪発生率は他区と大きな差はなく、開発とともに住みやすい街へと変化しています。
札幌で2番目に広い面積を持つ西区は、エリアごとに特色ある環境を持つ地域です。
とくに琴似エリアは、地下鉄とJRの両方が利用でき、交通アクセスが抜群です。
都会的な雰囲気がありながら、歩けばすぐに大きな公園があるなど、自然との調和が取れた住環境が特徴です。
冬場の生活面でも配慮がされており、琴似エリアの道路にはロードヒーティングが整備され、積雪時も安全に歩くことができます。
近年は、マンション建設や新規分譲地の開発が進んでおり、子育て世帯の受け皿となっています。
また、西野エリアは駅からは離れているものの、山が近く自然を身近に感じられる閑静な住宅街として、ファミリー層から支持を集めています。
札幌市の面積の6割を占める南区は、支笏洞爺国立公園を有する自然豊かな地域です。
区内には果樹園や温泉があり、スキー場やダムなども点在する、アウトドアライフが充実したエリアです。
子育て環境としては、遊歩道の整った自然公園や大型公園が多く、子どもたちがのびのびと遊べる空間が豊富にあります。
家族で楽しめる果物狩りやバーベキューなどのレジャースポットも充実しており、休日の過ごし方の選択肢が広がります。
買い物環境も整っており、大型スーパーや量販店が多いため、日常生活に不便はありません。
郊外に行くほど車での移動が中心となりますが、都心への地下鉄は一本でアクセスでき、バス網も整備されているため、交通面でも安心です。
小樽市に隣接する手稲区は、山や海が近く、自然を活かしたアクティビティが豊富な地域です。
冬はスキー、夏は海水浴と、季節に応じたレジャーを家族で楽しめます。
交通面では、JRを利用すれば札幌駅まで15分と、都心へのアクセスが良好です。
手稲区は持ち家率が札幌市内で2番目に高く、一戸建てが多い地域として知られています。
駅周辺には複数のスーパーが立地し、買い物には困りません。
また、静かな住宅街が広がり、道路の渋滞も少ないため、落ち着いた暮らしができます。
子どもの教育面では、学習塾も多く、夜道も比較的明るく人通りがあるため、お子さまの帰宅時も安心です。
札幌市内で最も面積が小さい厚別区は、利便性の高さから人気のベッドタウンとして発展してきました。
都心へのアクセスが良好でありながら、郊外ならではの落ち着いた住環境を兼ね備えています。
子育て世帯に嬉しい施設が充実しているのも特徴です。
地下鉄新さっぽろ駅直結の駅ビルには、広いフードコートや子どもの遊び場があり、雨の日でも安心して過ごせます。
区内には水族館や科学館、陸上競技場、自然公園など、子どもの学びと遊びをサポートする施設が揃っています。
また、区内に大学や高校があることから、お子さまの進学時期までを見据えた住まい選びが可能です。
他の地域への進学の場合も、交通アクセスの良さから選択肢が広がります。
清田区は札幌市内で唯一、地下鉄駅がない区ですが、充実したバス路線で地下鉄駅やJR駅への移動をカバーしています。
特筆すべきは、区内の子育て世帯の多さです。
15歳未満の子どもがいる世帯の割合が20.9%と、札幌市内の10区で唯一2割を超えており、子育て世代が多く集まる地域となっています。
また、持ち家率が73.6%と札幌市内でトップを誇り、安定した住環境が形成されています。
買い物環境も充実しており、大型ショッピングセンターや道内唯一のコストコがあるため、日常の買い物から特別な買い物まで楽しめます。
地下鉄駅がない分、地価が比較的安く、広めの土地を手に入れやすいのも、子育て世帯に人気の理由の一つです。
札幌市の各区には、それぞれ異なる特色があり、どの地域も子育てに適した環境を備えています。
自然を重視するなら南区や手稲区、教育環境を重視するなら中央区や北区、利便性を重視するなら白石区や豊平区など、家族の希望に合わせた選択が可能です。
地域選びで大切なポイントは以下の3つです。
札幌市は全体的に治安が良く、自然環境も豊かで、子育て支援制度も充実しています。
それぞれの区の特徴を活かしながら、ご家族らしい子育てのスタイルを見つけていただければと思います。
SOU HOUSEでは、札幌市エリアを中心に新築建売住宅を数多く取り扱っています。
札幌市の新築建売をお探しの方はSOU HOUSEにぜひご相談ください。
この記事の監修者
菅原 健介
Sugawara Kensuke
2022年に株式会社ジョンソンホームズ新築建売SOUHOUSEへ新卒入社。
入社3年目で営業リーダーへ抜擢。
1児の父としてファミリー目線での暮らしの提案を行なっている。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー2級を保有。
保有資格