2022年10月20日
札幌市東区の特徴とは?住みやすさやアクセスを詳しく紹介
「持ち家と賃貸住宅では、どちらが優れているのだろう」「持ち家と賃貸住宅では、どちらが得なのだろう」などと感じていませんか。一生に影響を与える決断になるため、簡単には決められませんよね。
持ち家には持ち家、賃貸住宅には賃貸住宅のメリット・デメリットがあり、どちらが優れているとはいえません。ライフスタイルなどをもとに、自分に合っている方を選ぶことが重要です。
このページでは、持ち家と賃貸住宅のメリット・デメリット、それぞれにかかる費用の内訳などを紹介しています。持ち家と賃貸住宅でお悩みの方は参考にしてください。
Contents
持ち家には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
持ち家の主なメリットは以下の5点です。
持ち家は、住宅ローンを完済すると毎月の支払いがなくなりますので、将来的に住居費を抑えられる点が魅力です。
例えば、退職と住宅ローンの完済時期を合わせておくと、老後資金の取り崩しを防げます。賃貸住宅に比べると、将来の見通しを立てやすい選択肢といえるでしょう。
ただし住宅ローンを完済したあとも、メンテナンスや固定資産税などの費用は掛かっていきます。
住宅ローンを組むときに、団体信用生命保険に加入できる点も魅力です。団体信用生命保険は、債務者が返済期間中に死亡または高度障害状態になった場合、保険金で住宅ローンの残債を弁済してくる保険です。
つまり、団体信用生命保険に加入しておけば、万が一のことが起きても、相続人などに経済的な負担をかけません。
参考:住宅金融支援機構|機構団体信用生命保険特約制度のご案内
持ち家は、一定の条件を満たせば住宅ローン減税を利用できます。住宅ローン減税は、10年間(令和元年10月から13年)にわたり毎年の住宅ローン残高の1%を所得税から控除できる減税制度です。
税金面で優遇を受けられる点も、持ち家のメリットといえるでしょう。
関連記事:住宅ローンの流れを解説!必要書類や申請にかかる費用について
マイホームが自分の資産になる点も見逃せません。マイホームが資産になれば、さまざまな用途に活用できます。
例えば、売却してまとまった資金を得る、自宅を担保に生活資金を借り入れる(リバースモーゲージ)、子どもに相続させるなどが考えられます。賃貸住宅にはない魅力です。
自分の意志で、間取りや各種設備などを思い通りに変更できる点も持ち家のいいところです。
建売住宅や分譲マンションは多少の制約を受けますが、それでも賃貸住宅に比べると理想の住環境を実現しやすいといえます。持ち家には、住む楽しみがあります。
持ち家の主なデメリットは以下の5点です。
住宅ローンを組むと、気軽に引越しできなくなります。引越しても、毎月の返済は続いていくからです。
例えば、賃貸住宅に引っ越すと、住宅ローンの返済と家賃の両方を負担する必要がでてきます。転勤・転職・家族構成の変化など、住環境に影響を与えるライフイベントには注意が必要です。
収入に合わせて住宅ローンの返済額を減らすなどの対応が難しい点にも、注意が必要といえるでしょう。返済額を減らす方法として、住宅ローンの借り換えや繰り上げ返済の返済額軽減型を挙げられますが、いずれも手間と手数料がかかります。
また、繰り上げ返済はまとまった資金も必要です。住宅ローンの返済が終わるまで、住居費をコントロールすることは難しいといえます。
毎年1月1日の時点で持ち家を持っている場合には固定資産税が課税されます。また、もし市街化区域内に持ち家を所持していれば、都市計画税も課税されます。
固定資産税額の計算式は「固定資産税評価額×1.4%」、都市計画税額の計算式は「固定資産税評価額×0.3%以内」です(どちらも税額軽減の特例あり)。
これらの税金は、持ち家を所持している限りずっとかかり続けます。
建物や設備のをメンテナンスするために費用が掛かってくる点も、持ち家の懸念点として挙げられます。メンテナンスの内容によっては高額な出費になります。家計にダメージを与えたくない場合、メンテナンス費用を計画的に用意しておくとよいでしょう。
続いて、賃貸住宅のメリット・デメリットを紹介します。
賃貸住宅の主なメリットは、次の4点です。
賃貸住宅は、いつでも自由に引っ越せます。例えば、家族構成が変化して今の間取りでは合わなくなった、転職で職場が遠くなったなどの理由で住む場所を簡単に変えることができます。
引越し費用はかかりますが、家賃が二重にかかるなどのデメリットはありません。ライフスタイルに合わせて住まいを選べる点は魅力です。
持ち家に比べて住居費などをコントロールしやすい点もメリットとして挙げられます。
例えば、駅から遠い物件や部屋数が少ない物件などに引っ越して家賃を抑えることが可能です。反対に、家賃をアップして駅から近い物件や部屋数の多い物件に住むこともできます。
賃貸住宅であれば、収入などに合わせて住居費や住まいのグレードをコントロールできます。
持ち家でかかる固定資産税や都市計画税がかからない点も見逃せません。具体的な税額はケースで異なりますが、年間で数万~数十万円程度の節約になります。
賃貸住宅は、基本的にメンテナンス費用もかかりません。修復・交換にかかる費用を、オーナーが負担するからです。ただし、不注意や過失で建物や設備を損傷させると、メンテナンス費用は自己負担になります。
すべてのケースでオーナーがメンテナンス費用を負担するわけではありません。
賃貸住宅の主なデメリットは、次の3点です。
賃貸住宅の最も大きなデメリットは、退去するまで家賃を払い続けなければならないことです。また、家賃を払い続けても、住居が自分のものになることはありません。
退職後も家賃の支払いが続くと、老後資金に影響を与えることがあります。将来の家計収支まで考えて選択するべきといえるでしょう。
持ち家のように間取りや設備を自由に変更できない点にも注意が必要です。賃貸住宅の建物や設備はオーナーの所有物であるため、勝手に変更することは基本的にできません。
持ち家に比べると、自由度は低いといえます。
連帯保証人を立てられない高齢者は、賃貸住宅の新規契約を結びにくい傾向があります。多くのケースで家賃保証会社の利用を求められるものの、収入面の問題などで審査に通りにくいからです。
家賃保証会社を利用できないと、オーナーは万が一のときに家賃の支払いを受けられません。そのため、高齢者は賃貸住宅の新規契約を結びにくくなるのです。
持ち家と賃貸住宅では、かかる費用も異なります。それぞれどのような費用がかかるのでしょうか。
持ち家にかかる主な費用は次の通りです。
分類 | 内訳 |
住宅購入の諸費用 | 住宅ローン借入費用(手数料・ローン保証料・印紙税・登記費用など)
登記費用 印紙税 不動産取得税 仲介手数料 |
定期的にかかる費用 | 住宅ローンの返済
団体信用生命保険の保険料 火災保険 地震保険 メンテナンス費用 固定資産税(都市計画税) |
分譲マンションの場合、以上に加え管理・修繕費・駐車場代もかかります。
一般的に、住宅ローンの返済額は年収の20~25%が目安といわれています。家計の負担は、繰り上げ返済を利用することや火災保険を長期契約することなどで抑えられます。
賃貸住宅でかかる主な費用は次の通りです。
分類 | 内訳 |
転居するときにかかる費用 | 引越し費用
敷金・礼金 仲介手数料 |
定期的にかかる費用 | 家賃
管理費・共益費 火災保険料 更新料 |
自動車を所有する場合、以上に加え駐車場代もかかります。とはいえ、主な費用は家賃といえるでしょう。持ち家に比べると、かかる費用はシンプルです。
一般的に、家賃の目安も年収の20~25%程度といわれています。家賃は、郊外の物件や築後しばらく経った物件を選ぶことで抑えられます。
持ち家と賃貸住宅を比較して、一概にどちらがお得とはいえません。さまざまなケースが考えられるからです。
最後に、持ち家が向いている人、賃貸住宅が向いている人を紹介します。
住居費を簡単にコントロールできないため、持ち家は収入が安定している人に向いています。
また、定年までに住宅ローンを完済できる人にも向いています。老後の居住費をグッと抑えられるからです。以上のほかでは、理想のマイホームを手に入れたい人や3 LDK以上の住宅を探している人にも向いています。
賃貸住宅は、仕事の都合などで転居が予想される人に向いています。また、収入が不安定な人にも向いています。住まいを変えることで、住居費をコントロールできるからです。
以上のほかでは、住宅ローンの審査に不安を感じる人や毎月の返済を重荷に感じる人などにも向いています。
持ち家と賃貸住宅はそれぞれに良い点・悪い点があるため、一概にどちらが良いとはいえません。ライフプラン・ライフスタイルをもとに、自分に合っているほうを選ぶことをおすすめします。
ソウハウスでは、札幌市エリアにこだわりが詰まった居心地の良い建売住宅を提供しています。
札幌市の新築建売をお探しの方はSOUHOUSEまでぜひご相談ください。
この記事の監修者
中島 悠介
Nakajima Yusuke
株式会社ジョンソンホームズ 新築建売SOUHOUSE営業リーダー。
2022年に中途入社後、年間20組以上の引渡しを行うトップ営業マンとして活躍し、
営業リーダーへ。自身も建売購入者としての実体験を元に、
お客様に寄り添った暮らしの提案を行なっている。