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建売住宅の購入から引き渡しまでの流れ

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建売住宅を購入するにあたり、ある程度流れを知っておくと引き渡しまでスムーズです。また住宅の購入は大きな買い物ですから、事前に確認しておくことで問題も抑えることができます。

みなさんは建売住宅の購入するときに何が気になりますか?「即契約が必要なのか」「住宅ローン審査で必要なもの・期間」「手付金について」「住所変更」など、知っておくべき点はいくつもあります。基礎知識を知っておくだけでも、流れを把握できるでしょう。

本記事では、建売住宅の購入の流れについて解説しています。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

建売住宅の購入の流れ

建売住宅を購入し引き渡しまでの流れを解説します。少しでも満足できる物件を購入するためにも、購入から引き渡しまでの流れをしっかり理解しておきましょう。

 

関連記事:建売住宅の探し方は?具体的なコツ・注意点とおすすめの探し方4選

 

住宅購入の申込

建売住宅を購入する前に、希望に沿った物件を探します。ひと口に建売住宅と言ってもハウスメーカーによって種類はさまざまですから、じっくり入念に探しましょう。

どんな物件を選んだら良いかなかなか決められない方は、仲介会社に依頼するのもおすすめです。希望エリアで探してもらえるので助かります。

 

住みたい物件が見つかったら「住宅購入の申し込み」を行います。売買契約は申し込みを行って1週間~10日後程度

その際、申込証拠金が必要になる場合もあります。物件によって金額は異なりますが、2~10万円程度と幅広いでしょう。

契約後の手続きについては後述しますが、購入の申し込みをして即入居できるわけではありません。

 

住宅ローン事前審査の申込

購入の申し込みが終わったら、住宅ローンの事前審査を申し込みます。事前審査とはいわゆる「仮審査」のことで、ほとんどの住宅メーカーは本審査とあわせて2回行われます。

正式に申し込みをする前に必ず踏む段階ですので、審査に落ちてしまうと残念ながら購入することはできません

審査結果は金融機関によって異なりますが、大体1週間程度かかると考えておきましょう。

 

少しでもスムーズに事前審査を行うには、以下のポイントを確認してみてください。

 

  • 購入申し込みの時点で事前審査を済ませておく
  • 数ヶ所に申し込む
  • 申し込みの際に必要書類を準備する

 

場合によっては契約するまでに審査結果が出ない可能性もあります。万が一このようなことになった場合は、契約が先になることも念頭に置いておきましょう。

また申し込みの際には「免許証」「保険証」「源泉撤収票」「認印」を用意しておいてください。

 

住宅ローン本審査の申込

住宅ローンの本審査は、事前審査の後に行われます。ここでは先ほども述べた借入額や金利プラン、返済期間などが決定します。もちろん事前審査に通過しないと申し込みはできませんので注意してください。

本審査の結果がわかるまでの期間は1週間~10日前後です。申告漏れがないように、担当者にきちんと確認しておきましょう。

 

建売住宅の購入は、本審査までは比較的簡単に進められます。問題は本審査の後です。

金銭消費貸借契約や決済、引き渡しまでの工程を踏む必要があり、期間も2週間程度と長くなります。

さらに現在住んでいる物件の解約も必要になりますから、事前にスケジュールを確認しておくとスムーズに対応できるでしょう。

 

【本審査後のスケジュール】

  • 金銭消費貸借契約
  • 現物件の解約
  • 住所変更
  • 引っ越し業者の手配
  • 火災保険の立ち合い
  • 物件立ち会い

 

住所変更には新住所の住民票印鑑登録証明書が必要になります。また立ち会いの際は外装内装を十分に確認し、汚れやキズなどがないか隅々までチェックしておきましょう。

 

購入する住宅の確認

建売住宅は完成前に購入したとしても、立てる場所の変更はできません。物件の周辺環境や近隣の施設情報の確認は、購入前に必ず行いましょう

完成済み物件の購入は、引き渡し前に大きな汚れや傷がないか、隅々まで確認するようにしましょう。気になる箇所がある場合は、不動産会社・ハウスメーカーへ相談をしましょう。

 

【確認したい点】

  • 間取りや広さ
  • 家事の導線
  • 陽当たりや風当り
  • 近隣
  • 駐車スペース
  • 施工の不具合

 

それぞれ詳しく説明します。

間取りや広さ

広告と実際確認した場合とでは、部屋の雰囲気が異なります。写真では狭く見えても、「見学してみると意外と広かった」なんてことはよくあります。

建売住宅なので建物や土地の面積は決まっていますが、それでも“住みやすい間取り”になっているか確認しておきましょう。設置する家具や電化製品のスペースも確認しておくとよいでしょう。

 

家事の導線

魅力的な間取りでも、家事の導線がマイナスだと生活しにくく感じます。

慣れてしまえば気にならなくなるかもしれませんが、少しでもスムーズに生活するためにも家事の導線は確認しておきましょう。

 

陽当たりや風当り

陽当たりや風当りも重要です。1回ではなかなか判断できないので、朝と昼、夏と冬と何度か訪れて確認してみてください。

夏場はしっかり陽が入るのに、冬場は薄暗いなんてことになってしまうと困ります。

 

近隣との距離

プライバシーの確保も大切です。近隣との距離や部屋が見えてしまうような造りはおすすめしません。

ただプライバシーが高いと防犯になりにくいためじっくり確認してみてください。死角になる場所がないか注意しましょう。

 

駐車スペース

道路から駐車場のスペースや道路の幅なども確認しておくと安心です。特に周辺に小さなお子さんが多い物件は細かいところまでチェックしておくことをおすすめします。

 

施工の不具合

施工の不具合があるのはもってのほかです。購入後に不具合を見つけてしまうと高額なコストがかかってしまいますから、購入前に隅々までチェックしておくことをおすすめします。

 

 

住宅ローンの契約

住宅ローンの本審査で借り入れが可能になったら「金銭消費賃借契約」を行います。

金銭消費貸借契約とは住宅ローン契約のことで、直接金融機関に出向いて手続きをします。印紙代や事務手数料もかかるので準備しておきましょう。

またここでは火災保険や担保設定手続きの説明もありますので、利用する場合は同時に契約します。

 

住宅売買契約で確定するのは以下の通りです。

  • 借入額
  • 保証料の支払い方法
  • 金利プラン
  • ローン引き落とし日

万が一借り入れが認められなかった場合でも他の金融機関へ申し込むことができるので、不承認=物件が購入できないわけではありません。

建売住宅の場合は住宅ローンの借り入れが認められると引き渡しができるようになります。

 

住宅の引き渡し

すべての手続きが終了したら、いよいよ家の引き渡しになります。引き渡しの日は買主のスケジュールに合わせることも可能です。

一般的には契約書に引き渡しの日が記入されていますが、どうしても日程に合わせられない場合は変更することもできます。

 

引き渡し当日の流れは以下の通りです。

最終確認

物件に問題がないか最終チェックをし、満足したら残金清算に進みます。気になる箇所が解消されているかもきちんと確認しておきましょう。

 

残金清算

最終的な支払いになります。内金や手付金などを差し引いた金額を支払います。

 

固定資産税・都市計画税の清算

移転する日付で日割り計算してから、その差額を清算することになります。

 

登記申請

所有権を買主に移す申請です。司法書士に依頼し、報酬の支払いを行います。書類は失くさないようにしましょう。

 

引き渡し

ようやく引き渡しとなります。 引越し準備して入居に備えましょう。

 

入居は購入手続きを全て終えてから

建売住宅と言っても新築ですから、 完成していてもすぐに入居することはできません。

注文住宅よりは引き渡しまでの期間が省略されますが、それでもきちんと確認したり手続きを踏む必要があります。気になる箇所は契約前にしっかりチェックしておきましょう

 

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