2022年3月16日
住宅ローンの流れを解説!必要書類や申請にかかる費用について
新築住宅を購入する場合、「建売住宅」と「注文住宅」どちらの住宅を購入するのか考えなくてはいけません。また、はじめてマイホームを購入する場合、建売住宅を注文住宅の具体的な内容や違いを十分に理解しておく必要があります。
そこで本記事では、建売住宅や注文住宅の特徴や違い、それぞれのメリットやデメリット、そして「こんな人に向いている住宅」について詳しく解説しています。「建売住宅」と「注文住宅」のどちらを購入すべきかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
新築住宅は「建売住宅」と「注文住宅」に大きく分類されます。
同じ住宅でもそれぞれ特徴はまったく異なりますので、購入前に知っておくと安心です。
ここではそれぞれの特徴について解説します。
建売住宅とは、土地と住宅が一緒に販売された一戸建てのことを言います。
新築ではありますが、土地や間取りがすでに決まっているので、一から造ることができません。
もう少しわかりやすく言うと、“土地付き建物”が「建売住宅」になります。
なかには未完成の建物もありますが、基本的には完成した状態を購入する場合が多いです。
一方で注文住宅は、土地を購入して一から家を建てる住宅のことを言います。
建築士に設計してもらい、自分たちの希望に沿った間取りにしてもらうことも十分可能です。
要するに“ライフスタイルに合った家が作れる”“自分好みの家にできる”のが「注文住宅」になります。
ただし土地によっては、条件なしと条件付きがありますので注意が必要です。
条件付きの場合は、施工会社が指定した土地に建てることになります。
それぞれの特徴を見ただけでも、建売住宅と注文住宅には大きな違いがあることがわかります。
一番の違いは、やはり土地付きか、一から土地を購入するかです。
土地がセットになっている建売住宅は、希望の間取りにすることはできませんが、まとめて建てる場合はコストも抑えられるでしょう。
もう少し詳しく違いを解説します。
【建売住宅】
【注文住宅】
価格のわかりやすさやコストに関しては建売住宅の方がお得ですが、駅や都心に近ければ近いほど、建売住宅でも価格が上昇します。
エリアによっては注文住宅と価格にあまり差がない場合があるかもしれませんので、希望に沿った家づくりをしたい方は、建売住宅より注文住宅のほうがメリットは多く感じるでしょう。
まずは、建売住宅のメリットについて見ていきましょう。
建売住宅は注文住宅と比べると、手ごろな価格で購入ができます。また、建売住宅は間取り・仕様があらかじめ規格化されていることで建築費用のコストカットが可能です。
他にも、建築資材をまとめて仕入れることができたり、工法もスムーズに行えるため、建築コストを抑えることができます。
建売住宅は完成済みの物件が多く、購入前に家の中や外観を見学することができます。図面や資料では分からない部屋の雰囲気や、家具を配置した場合のイメージができるところもメリットのひとつです。
また日当たりや、周辺の建物との位置関係も確認できるため、入居後に後悔することは少ないでしょう。
こちらの別記事では、建売住宅の人気の間取りや意識するポイントについて詳しく解説しています。物件選びについて悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
完成済みの建売住宅に関しては、住宅ローンや売買契約などの手続き等が終わり次第、入居が可能です。
引っ越しに伴い学校や職場が変わる家庭にとっては、見通しを持ってスピーディに行動できるのが大きなメリットといえるでしょう。
建築中の建売住宅でも、建築計画によって見通しが立っているため安心です。
建売住宅は、費用が抑えられるうえ購入前に見学も可能です。しかし、建売住宅には留意すべきデメリットも存在します。
建売住宅のほとんどは、間取りが完成済みの状態で販売しているため間取りの変更ができません。そのため、理想とする完璧な間取りの住宅とはなかなか出会えない可能性が高いでしょう。
なお、未完成の状態で販売されている場合、間取りの変更やオプションで設備の変更ができるケースもあります。ただし間取りや設備の変更には、対応できる範囲に限りがあるため、家の構造や設備を自由に変更することはできません。
理想の間取りや設備に適う住宅を選びたい場合は、建売住宅を探すか、注文住宅でオーダーする必要があるでしょう。
建売住宅は流行に左右されないデザインが多いため、良くも悪くも似たような内装・外観になりがちです。建売住宅は、コストを抑えるため同じ規格で建てることが多いため、ある程度決まったデザインになってしまいます。
そのため、自分のこだわりを住宅建築段階から反映したい方にとって、外観や内装にこだわりを反映できない点は、デメリットといえるでしょう。
建売住宅を見学する際、内装や外観は確認できます。一方で、家が建ってしまっているため、土地や住宅自体の構造を確認できません。
そのため、購入前にハウスメーカーや不動産会社へ、構造や土地の状況などしっかり確認した方が良いでしょう。それでも不安と言う方は、購入後専門家に調査を依頼してください。
続いて、注文住宅のメリットについて見ていきましょう。
注文住宅は間取りや設備をゼロから考えられるため、自由度の高い住宅作りが可能です。
家族構成に合わせて部屋数を調整したり、便利な設備を導入したりと、自分の理想とする住宅を実現できるのが大きなメリットといえます。
新築一戸建てを注文住宅で建設する場合は、好きなハウスメーカーを選べるのもメリットのひとつ。全国展開している大手建設会社や個性的な建築家が営む設計事務所、そして地元に密着した工務店などさまざまです。
なお、デザイン性はもちろんですが、「耐震性」「断熱性」「気密性」のような住宅性能も兼ね備えている会社を選ぶことをおすすめします。
注文住宅は、土台となる基礎部分や骨組み段階、壁内工事など少しずつできあがっていく様子を見ることが可能です。自分の家ができていく過程を見られるのは、一生に一度あるかないかという貴重な経験となるでしょう。
なお、建築現場や建築過程に疑問点があった場合、直接工事関係者に尋ねることもできるため安心です。
自由度が高く、理想とする住宅を実現できるのが、注文住宅のメリットです。しかし、注文住宅にも注意すべきデメリットも存在します。
注文住宅は自由度が高いがゆえに、最終的な価格が高くなりやすい傾向があります。こだわりを多く詰め込み過ぎると、当初の予算をオーバーしてしまうかもしれません。
そのため、予算内に収めたい旨を業者に伝えたり、仕様や設備の優先順位をつけたりすることで費用を抑えることに繋がるでしょう。
注文住宅は、土地を決めてから建物のプランニングをしてから施工となるため、実際に入居するまでに時間がかかります。
完成済みの建売住宅は、住宅ローンの審査が通り融資が実行すれば引き渡しが可能ですが、注文住宅の場合は早くても1年弱ほど要します。
そのため、注文住宅を検討している場合はできるだけ早めに行動してください。
建売住宅は住宅ローンで土地と建物の代金を支払えますが、注文住宅は土地と建物の代金を別々に支払う必要があります。
まず、つなぎ融資を利用して土地代を支払いつつ、建物が完成したら土地代と建物代を住宅ローンで支払う流れとなります。
なお不明点は、業者や銀行などで事前に段取りをすれば問題ありませんが、手間が増えてしまうことは否めません。
建売住宅と注文住宅のメリット・デメリットを確認しました。
ご自身やご家族の生活と重ね合わせ、どちらが合っているかお分かりいただけたでしょうか。
まだしっくり来ていないという方のために、ここからはそれぞれの住宅に向いている人の特徴をご紹介します。
建売住宅に向いている方の特徴の前に、建売住宅のメリットについておさらいします。
メリットは以下の通りです。
上記のメリットを踏まえ、建売住宅に向いている方は以下のような特徴がある方といえます。
「予算があまりないけど、新築住宅がほしい」という方に、建売住宅はおすすめです。
まとめて資材を仕入れているため、住宅建築にかかるコストは注文住宅よりも抑えられています。
必要のないコストはできるだけかけたくないという方は、ぜひ建売住宅をご検討ください。
自分の目で部屋の雰囲気や設備を確かめたいという慎重派の方に、建売住宅はおすすめです。
購入前に確認できることで、入居後の後悔や違和感を減らすことにもつながるでしょう。
ただし、完成前でも購入はできるため、完成を待っていると売却済みになってしまうこともあります。狙っている物件がどのくらい人気があるのか、事前に調べておくことも重要です。
できるだけ早く引っ越したいという方に、建売住宅はおすすめです。
完成済みの建売住宅は住宅ローンの融資や売買契約が終われば、すぐに引き渡してもらえます。
賃貸の契約更新が迫っている、お子さんの長期休みに合わせたいなど、早く引っ越したい事情がある方はぜひ建売住宅を検討してみてください。
注文住宅に向いている方の特徴の前に、注文住宅のメリットについておさらいします。
メリットは以下の通りです。
上記のメリットを踏まえ、建売住宅に向いている方は以下のような特徴がある方といえます。
ご自身が理想としている住宅に住みたいという方は、注文住宅がおすすめです。
趣味の道具を置く部屋やパントリー、ウォークインクローゼットの設置など、好みに合わせて住宅づくりができます。
また、将来のことを考えて、バリアフリーに対応した住宅を作ることも可能です。
時間や費用はかかりますが、自分好みに作ることができた家は長く快適に生活できるでしょう。
注文住宅は、一から住宅づくりに携わることが可能です。
家族のニーズに沿った住宅を考え、住宅が出来ていく過程は一生に一度あるかないかの体験です。
そのような貴重な時間を楽しみたいという方には、注文住宅がおすすめといえるでしょう。
より居心地の良い生活を送るために、住宅を購入する際の注意点があります。
1つ目は「周囲の環境」です。
たとえ土地や間取りを気に入っても、周囲の環境が悪いと暮らしにくくストレスになってしまいます。
騒音はどうなのか、死角になるような場所はないか、駅までの徒歩時間や交通アクセスの利便性なども調べておきましょう。
2つ目は「アフターサービス」です。
万が一購入後不具合が見つかっても、アフターサービスがあれば安心して生活できます。
購入する住宅会社にアフターサービスがあるか、しっかり確認しておきましょう。
とはいえ、建売住宅も注文住宅のどちらも魅力的です。
土地付きではありますが、建売住宅も新築です。ライフスタイルに合う間取りを探せば暮らしは快適になります。
ここでは、建売住宅と注文住宅で迷ったときの対処法について解説します。
情報サイトや情報雑誌は、必要な情報を効率的に得ることが可能です。
また必要になってくる費用や知識も知ることができるので、自分がどちらの住宅に向いているかも判断できるでしょう。
建売住宅も注文住宅もあちこちに溢れているため、広範囲で探してしまうとなかなか見つけることが難しいかもしれません。
購入を希望するエリアに絞って探すと相場観もわかるので、自分たちの購入費用とも相談することができます。
それでも迷ってしまう場合は、不動産情報サイトが運営している相談窓口を利用してみるのもおすすめです。
実際に相談をしながら希望するエリアの情報を教えてくれたり、自分たちにあった物件をおすすめしてくれるので、良い物件に出会える可能性が高いです。
建売住宅と注文住宅の違いについて理解できたかと思います。
特に建売住宅については注意点も把握しておくとマイホーム選びに余念がなくなります。
こちらの記事で建売住宅についての注意点などを記載していますので、ぜひ確認してみて下さい。
建売住宅にするべきか注文住宅にするべきかは、メリットや価格よりも“自分たちのライフスタイルに合うか”が重要になります。
どんなに物件価格がお得でも、生活スタイルに合わなければ暮らしにくくストレスになってしまいます。
どちらを購入するにしても、まずは「ライフスタイルに合うこと」を考えて購入をすることがおすすめです。
ソウハウスは、お客様のライフスタイルに合わせた、家づくりをご提案させて頂きます。
札幌市の新築建売をお探しの方はSOUHOUSEまでぜひご相談ください。
この記事の監修者
菅原 健介
Sugawara Kensuke
2022年に株式会社ジョンソンホームズ新築建売SOUHOUSEへ新卒入社。
入社3年目で営業リーダーへ抜擢。
1児の父としてファミリー目線での暮らしの提案を行なっている。
宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー2級を保有。
保有資格